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Posted by 滋賀咲くブログ at

藻、もったいない!?

2007年08月07日

 今年も南湖に藻の大量発生の季節がやって来ました。
 このまま増え続けると、やがて腐りだして、異様な臭気で散歩どころでなくなります。
 しかし、藻の異常発生は最近のことで、10数年前までは藻がなかったのです。それは戦後、除草剤が大量に使われだし、琵琶湖に流れ込んで、藻を枯らしてしまっていたからだそうです。
 ですから、最近藻が大量発生することは、それだけ琵琶湖がきれいになった、ということでもあるらしいのです。無農薬、減農薬栽培が増え、除草剤の使用が減り、まだ毒性も弱められて、藻が息を吹き返したって。研究者から聞いたお話です。



  鴨も喜んで食べてくれています。
 こんな美味しいものを「もったいない!」って。
 でも、鴨まかせでは、増える勢いには追いつきません。
 ゴミも流れず、からまって、鴨には気の毒ですね。













 昔は船で、二本の竹棒を箸のように使って、からめ取って、畑の肥やしにしたそうです。
 里山を豊かにしていた里海で、人が自然現象を恵みとして利用したから、自然の美しさが保たれたのでしょうね。天の恵みを放って置いて、良いことはないのですね。
 見るからに栄養がありそう。化学肥料より安全なのは、鴨の保証してくれていますからね。